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ブログの移動

なぜか、画像がアップできなくなりましたので、
これからのブログはこちらの「ノグチのグチ」に引っ越します。
宜しくお願いします。

なお、いままでのこのブログの記事はここに残しておきます。

お手数をおかけしますが、よろしくお願い致します。

野口修アーキテクツアトリエ
野口修
# by serori0310 | 2009-12-17 17:15 | お知らせ

師走の日々

寒いね

寒いね

あったかいコーヒーをいれるよ

風邪ひかないでね

今日は忘年会

今年、建築士を受験したみんなとひさしぶりの再会

楽しそうな笑顔

その笑顔の他の見えない顔を思い出す

胸が痛くなる

寒いね

寒いね

暖かくして寝ないと風邪ひくよ

あさ日が凍っているフロントガラスをゆっくりとかしていく

ポストの中の無意味な郵便物

そうじのあとの温かいコーヒー

加湿器から出る水蒸気

少し悲しいメール

少しうれしいメール

ひさしぶりのブログ

みんなの顔を思い出す
# by serori0310 | 2009-12-17 11:00 | その他

あの模型

毎週金曜日10時に大学の研究室に集まって
修論や卒業設計をしています。

研究室に行く前、アトリエで掃除をした後に
この写真を撮りました。
あの模型_a0085475_18243735.jpg


これは、ある住宅の模型です。
その「ある住宅」は『この中』にあります。
さて、どの住宅でしょう?

この模型は、数年前にインターンシップで来てくれた
日大の学生さんがつくってくれました。
その学生さんも今では、設計事務所の一員として
頑張っているようです。
# by serori0310 | 2009-12-04 18:25 | 事務所の風景

合格発表の日

今日は2級建築士の合格発表の日。

あやめっこさんからの合格のお知らせコメントを
はじめ、その他の方からも合格の嬉しいメールが届いております。

今年の7月から合格を目指してきたわけですが、
今日、その結果が出ました。
見事合格した人もいれば、残念だった人もいます。
合格を目指してやっていたのですが、
単なる合格を目指していたつもりではないのです。

試験の課題を通して、計画や設計の手順や原則を
自らの手と頭で学んでもらうことが目的でした。

もちろん、その先に「合格」という目標はあったのですが、
現在の建築士の試験制度では年に1回しか試験が
行われず、当日の体調や精神状態によって年に1度の
チャンスを逃すこともあります。
また、試験問題の内容そのものも、ちゃんと本質的な
ものになっているかどうかで試験結果に大きく影響してきます。
昨年の様な建築の設計の本質とは違うところを問うような
問題の場合は、受験生の精神的な動揺が大きく、
試験結果の信憑性が問われます。

ですから、合格を目標にしながら、
設計の基礎的な手順や原則を身につけることが
本当に大事なのです。
そんなのいらないよ、どうせ設計なんかしないから。
という声が聞こえてきそうですが、設計をしないなら
もともとこの試験は受けなくてもいいわけです。
いや、施工の場面でも建築士は必要ですよね。
その場合でも、建築士の勉強をしていれば、
どうしてこんな設計にしたのか?
という意図が分かるようになったり、どうして
こういう設計をするのかという議論をすることが
できるようになります。
建築士を持っているとお客さんから信頼が得られるから
という理由もあるでしょうけど、建築士を持っているのに
そういう設計の基礎的な手順や原則を知らない方が、
余計、信頼を失う危険性があります。
要するに、合格は二次的な成果なのです。
大事なのは、自分の手で頭で勉強し、
どこまで設計の基礎的な手順や原則を手にいれることが
できたかです。
表面的でなく、自分をごまかさずにやってきた人には
このことが理解してもらえると思います。

合格が二次的な成果である以上、
試験では否定されたかのような扱いを受けても、
建築の実際の場面では、設計の基礎的な手順や原則を
ものにしていれば、その人の存在は高く評価されます。
また、他人から評価されることが最終目的ではなく、
自分が自分を高く評価できることが重要です。

そんな評価より、合格がほしい。
不合格だと、また来年、学費がかかる。
という声も聞こえてきそうです。
設計の基礎的な手順や原則を身につけて
いれば、独学でも十分合格できると思いますので、
少なくても、多くの学費は必要ありません。
市販の教材を買って、独学で受験すれば
合格できます。

ただ、設計の基礎的な手順や原則は
テクニックや手法で得ることはできません。
どういう構造になっていて、どうやって計画すれば
よいか?図面はどう描くのか?プランニングは
どうするのか?ということを最初は教わりながら
そして次第に自らが手と頭を使って積み上げて
いかなくては、得ることができないのです。

あんなに頑張った人たちを合格、不合格に別けてしまう
ことの悲しさもありますが、それよりも不合格に
なってしまった人が悲しむことに私としても、
悲しい気持ちになります。
慰めになってしまうかもしれませんが、
不合格=否定
ではありません。
不合格には、合格して社会に貢献できる可能性が
秘められていますので。
また、来年、あきらめずにやりましょう!!
# by serori0310 | 2009-12-03 17:24 | 建築士

コナチャタテ

今日は、朝から修論。
あー、修論すすまない・・・

もうすぐお昼だ。
今日は午後一番に先生に会いに行く。



もうずいぶん前に「ANA nHOUSE」のANAさんに

この虫が家の中で沢山見かけるんですけど大丈夫なんでしょうか?」

という、質問をいただき、
調べるお約束をしていたのですが、
こちらの都合でずーっとお待たせしておりました。

ようやく本日、前にも「長作の家」で発せしたコムヌストモドキを
見て戴いた千葉県立中央博物館にお伺いして、
見て戴きました。

その結果、この虫は
「コナチャタテ科」の仲間であるということがわかりました。
詳しい種類までは特定できなかったのですが、
コナチャタテ科の仲間であることが分かれば、
主な原因と対策が分かるので、問題ないようです。

原因は、
湿気やカビを好み、そういう環境のところに
いるようです。
そうは言っても、この虫の発生を抑えるために
湿気を排除しようとしても、あまりにも微量な湿気でも
発生してしまうので、発生を抑えることは非常に
難しいようで、見て戴いた先生は、発生を抑えることは
無理であろうということを仰っていました。
建築的な方法で湿気を抑えても、そこまで乾燥させることは
難しいとのことです。

駆除の方法は、
通風、採光の確保、掃除だそうです。

この虫は、どこにでもいて古い本にも高い確率で
生息しているようです。
また、あまりにも小さすぎて(顕微鏡でないと姿を確認できない)、
気がつかないことの方が多いそうです。

(直接的な)人的被害や建物への被害も及ぼさない
ようですので、ホッとしました。

VOC(揮発性有機化合物)を使わなくなったことが
原因なのでしょうか、家の中で虫が発見されることが
多くなっているようです。特にコクヌストモドキは近年、
多く発見されているようです。
先生のお話では、床を磨くのに米ぬかを使う家が
多くなっていることがひとつの原因であるとも
仰っていました。
人間に良い環境は、虫にとっても良い環境なんでしょうか。
環境共生ではありませんが、多少は許容していくことも
必要なのかもしれません。
# by serori0310 | 2009-12-01 17:35 | 住宅建築